株式の記事
[1]
2017/11/17 13:32:50
株価689倍も? 10年前に買っていたら億万長者だった銘柄
2017/11/16(木) 17:30 ヤフーニュース配信 ZUU online
大手企業の株価でも東京エレクトロンやソニー、ソフトバンクのように業績が好調なものもあれば、残念ながら業績やその他の悪材料が原因で株価が落ち込んでいる企業もあるのが現状だ。
どんなに相場が良い時でもやはり銘柄選定が資産増加の鍵を握るのは間違いないと言えそうだ。最近では株価が10倍、20倍になる絶好調の企業も散見されているようだ。市場全体が調子づいているいまだからこそそんな「お宝となる株」の芽を探したいところだ。
そこで10年程度前に買っていたら大化けしていた株をいくつかご紹介し、その特徴などを探っていきたい。
■ここ10年間で大化けした企業
ここ10年程度で株価が大化けした企業を紹介していこう。
※大化け前の株価は、株式分割による影響を考慮した調整済みの株価を記載。ヤフーファイナンスより引用。
1.ディップ 株価は約49倍
●2008年12月30日の終値株価 53.72円
●2017年11月10日の終値株価 2667円
リーマンショック後の不景気の中で「バイトル」など人材派遣サービスに特化して事業展開を行い、業績を急速に拡大した模様。
2.RIZAPグループ 株価は約689倍
●2009年3月31日の終値株価 2.9円
●2017年11月10日の終値株価 2000円
もともとは健康コーポレーションという社名だったが、同社のダイエットサービス「ライザップ」の人気に火がつき、「RIZAPグループ」へと社名変更。「夢展望」「ジーンズメイト」といった業績悪化傾向にあるアパレル企業を中心に次々と傘下にして事業拡大中。
3.MonotaRO 株価は約102倍
●2008年1月23日の終値株価 29.81円
●2017年11月10日の終値株価 3045円
事業者向けの工業用間接資材を通信販売にて提供する企業。個人向けにはインターネットホームセンターの「MonotaRO」の運営も。堅調な業績推移によりアベノミクス以前より株価を伸ばす。現在株価は横ばいを継続中。
4.ガンホーオンラインエンターテイメント 株価は約35倍
●2008年10月27日の終値株価 8.53円
●2017年11月10日の終値株価 306円
2012年からの大人気スマホゲーム「パズル&ドラゴン」の大ヒットにより業績拡大期待が先行。スマホ市場の伸びに併行するように株価が青天井化して話題を呼ぶ。現在株価は落ち着き適正な水準へ。
5.ペッパーフードサービス 株価は約103倍に伸びる
●2008年12月の終値株価 69.83円
●2017年11月10日の終値株価 7200円
ペッパーランチを中心に肉料理を提供している企業。その中でも肉の量の調節、立ち食い、安さなどが売りの「いきなりステーキ」が大ヒットを飛ばす。海外展開や他企業とのコラボで「いきなりステーキ」の提供を多方面にて拡大中。
■いずれも「全体相場に連動しない小型株」
日経平均株価が上昇したからといって、上場する全ての企業の株価が上がるというわけではない。実際にこの相場で上昇している株式は日経平均株価に採用される225銘柄の一部の企業、そして東証一部に上場する業績の良い企業が中心だ。これは外国人投資家や機関投資家が扱うことのできる企業規模の大きな銘柄が上がっていると言える。
その一方で個人投資家好みの小型の企業はそれほど日経平均株価の上昇による恩恵は受けていない。
個人投資家好みの小型株は意外にも日経平均株価が軟調な時、横ばいの時に積極的に買い進まれることが多く、現在はむしろ変われずに放置されている銘柄も多い。先ほど紹介した大化けの事例においては、むしろ全体相場に連動しない小型株であった企業が多い。もっとも、株価が上がりすぎたためすでに大型の範疇にある銘柄もある。
10年単位のスパンで大化けを狙うならむしろ上記でご紹介したような小型株が成長していくところを狙いたい。
■身近にある企業でも株価は大化けする
株価が100倍、200倍になるような企業の事業は決して一般人には理解できない特別なものではない。先ほどの例を見ても、人材派遣、ダイエット、ホームセンター、スマホゲーム、ステーキとむしろ私たちの身近にあるものを提供している企業の株価が伸びている。
企業業績を探ることも大事だが、それ以上に重要なのは世の中のトレンドを敏感にキャッチする能力だ。身近なサービス・もので爆発的な人気がでそうな企業をみつける視点を持ちながら投資先を選んでいると自ずと超お宝株を発掘するできるかもしれない。
谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある
2017/11/16(木) 17:30 ヤフーニュース配信 ZUU online
大手企業の株価でも東京エレクトロンやソニー、ソフトバンクのように業績が好調なものもあれば、残念ながら業績やその他の悪材料が原因で株価が落ち込んでいる企業もあるのが現状だ。
どんなに相場が良い時でもやはり銘柄選定が資産増加の鍵を握るのは間違いないと言えそうだ。最近では株価が10倍、20倍になる絶好調の企業も散見されているようだ。市場全体が調子づいているいまだからこそそんな「お宝となる株」の芽を探したいところだ。
そこで10年程度前に買っていたら大化けしていた株をいくつかご紹介し、その特徴などを探っていきたい。
■ここ10年間で大化けした企業
ここ10年程度で株価が大化けした企業を紹介していこう。
※大化け前の株価は、株式分割による影響を考慮した調整済みの株価を記載。ヤフーファイナンスより引用。
1.ディップ 株価は約49倍
●2008年12月30日の終値株価 53.72円
●2017年11月10日の終値株価 2667円
リーマンショック後の不景気の中で「バイトル」など人材派遣サービスに特化して事業展開を行い、業績を急速に拡大した模様。
2.RIZAPグループ 株価は約689倍
●2009年3月31日の終値株価 2.9円
●2017年11月10日の終値株価 2000円
もともとは健康コーポレーションという社名だったが、同社のダイエットサービス「ライザップ」の人気に火がつき、「RIZAPグループ」へと社名変更。「夢展望」「ジーンズメイト」といった業績悪化傾向にあるアパレル企業を中心に次々と傘下にして事業拡大中。
3.MonotaRO 株価は約102倍
●2008年1月23日の終値株価 29.81円
●2017年11月10日の終値株価 3045円
事業者向けの工業用間接資材を通信販売にて提供する企業。個人向けにはインターネットホームセンターの「MonotaRO」の運営も。堅調な業績推移によりアベノミクス以前より株価を伸ばす。現在株価は横ばいを継続中。
4.ガンホーオンラインエンターテイメント 株価は約35倍
●2008年10月27日の終値株価 8.53円
●2017年11月10日の終値株価 306円
2012年からの大人気スマホゲーム「パズル&ドラゴン」の大ヒットにより業績拡大期待が先行。スマホ市場の伸びに併行するように株価が青天井化して話題を呼ぶ。現在株価は落ち着き適正な水準へ。
5.ペッパーフードサービス 株価は約103倍に伸びる
●2008年12月の終値株価 69.83円
●2017年11月10日の終値株価 7200円
ペッパーランチを中心に肉料理を提供している企業。その中でも肉の量の調節、立ち食い、安さなどが売りの「いきなりステーキ」が大ヒットを飛ばす。海外展開や他企業とのコラボで「いきなりステーキ」の提供を多方面にて拡大中。
■いずれも「全体相場に連動しない小型株」
日経平均株価が上昇したからといって、上場する全ての企業の株価が上がるというわけではない。実際にこの相場で上昇している株式は日経平均株価に採用される225銘柄の一部の企業、そして東証一部に上場する業績の良い企業が中心だ。これは外国人投資家や機関投資家が扱うことのできる企業規模の大きな銘柄が上がっていると言える。
その一方で個人投資家好みの小型の企業はそれほど日経平均株価の上昇による恩恵は受けていない。
個人投資家好みの小型株は意外にも日経平均株価が軟調な時、横ばいの時に積極的に買い進まれることが多く、現在はむしろ変われずに放置されている銘柄も多い。先ほど紹介した大化けの事例においては、むしろ全体相場に連動しない小型株であった企業が多い。もっとも、株価が上がりすぎたためすでに大型の範疇にある銘柄もある。
10年単位のスパンで大化けを狙うならむしろ上記でご紹介したような小型株が成長していくところを狙いたい。
■身近にある企業でも株価は大化けする
株価が100倍、200倍になるような企業の事業は決して一般人には理解できない特別なものではない。先ほどの例を見ても、人材派遣、ダイエット、ホームセンター、スマホゲーム、ステーキとむしろ私たちの身近にあるものを提供している企業の株価が伸びている。
企業業績を探ることも大事だが、それ以上に重要なのは世の中のトレンドを敏感にキャッチする能力だ。身近なサービス・もので爆発的な人気がでそうな企業をみつける視点を持ちながら投資先を選んでいると自ずと超お宝株を発掘するできるかもしれない。
谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある
- 1